さて日常的に使われるもので「見境」という言葉があります。
この見境に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
見境がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは見境の読み方と意味、「みさかい」と「けんきょう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.見境の正しい読み方は「みさかい」「けんきょう」?
では見境の正しい読み方は、「みさかい」「けんきょう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、見境の正しい読み方は「みさかい」になります。
見境の”見”は「み(る)」「けん」、”境”は「さかい」「きょう」と読むことができますが、見境は「みさかい」と読むのが正しく、「けんきょう」と読むのは間違いです。
また見境(みさかい)のように「見(み)」が用いられている言葉には、
「遠見(とおみ)・形見(かたみ)・花見(はなみ)・見事(みごと)」などがあります。
見境(みさかい)のように「境(さかい)」が用いられている言葉は、
見境の他には「境目(さかいめ)」しか見つけることができませんでした。
次の章で見境の意味と類義語について解説していきます。
2.見境の意味と類義語について
では見境の意味と類義語について見ていきましょう。
まず見境は「物事を見分けること」の意味として用いられています。
見境を用いた例文としては、「見境もなく手を出す」や、
「善悪の見境がつかない」のような使い方で用いられています。
また見境の類義語としては、「分別(ふんべつ)・鑑別(かんべつ)・見識(けんしき)・目利き(めきき)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても見境と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「見境の読み方と意味、”みさかい”と”けんきょう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 見境の正しい読み方は「みさかい」で、「けんきょう」は間違い。
- 見境は「物事を見分けること」の意味。
- 見境の類義語には、「分別・鑑別・見識・目利き」などがある。