幾年の読み方と意味、「いくとし」と「いくとせ」正しいのは?

 

さて日常的に使われるもので「幾年」という言葉があります。

 

この幾年に使用されている漢字(特に”幾”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは幾年の読み方と意味、「いくとし」と「いくとせ」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.幾年の正しい読み方は「いくとし」「いくとせ」?

 

では幾年の正しい読み方は、「いくとし」「いくとせ」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、幾年の正しい読み方は「いくとせ」「いくねん」になります

 

幾年の”幾”は「いく」、”年”は「とし」「とせ」「ねん」と読むことができますが、幾年は「いくとせ」「いくねん」と読むのが正しく、「いくとし」と読むのは間違いです。

 

 

ただ一般的には幾年は「いくねん」と読むことが多いです。

 

 

 

また幾年(いくねん)のように「幾(いく)」が用いられている言葉には、
「幾多(いくた)・幾重(いくえ)・幾分(いくぶん)・幾度(いくど)」などがあります。

 

幾年(いくねん)のように「年(ねん)」が用いられている言葉には、
「往年(おうねん)・年齢(ねんれい)・若年(じゃくねん)・青年(せいねん)」などがあります。

 

 

次の章で幾年の意味と類義語について解説していきます。

 

2.幾年の意味と類義語について

 

では幾年の意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず幾年は「どれほどの年数/多くの年数のこと」の意味として用いられています。

 

 

幾年を用いた例文としては、「あれから幾年が過ぎただろうか」や、「幾年にも及ぶ努力」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「どれほどの年数」の意味で、後者の例文は「多くの年数」の意味で使用しています。

 

 

 

また幾年の類義語としては、「積年(せきねん)・多年(たねん)・逐年(ちくねん)・累年(るいねん)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても幾年と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「幾年の読み方と意味、”いくとし”と”いくとせ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ