さて日常的に使われることはあまりないですが、「解脱」という言葉があります。
この解脱に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
解脱がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは解脱の読み方と意味、「げだつ」と「かいだつ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.解脱の正しい読み方は「げだつ」「かいだつ」?
では文句の正しい読み方は、「げだつ」「かいだつ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、解脱の正しい読み方は「げだつ」になります。
解脱の”解”は「と(く)」「かい」「げ」と読むことができますが、
解脱は「げだつ」と読むのが正しく、「かいだつ」と読むのは間違いです。
また解脱(げだつ)のように「解(げ)」が用いられている言葉には、
「解熱(げねつ)・解夏(げげ)・解毒(げどく)・解由(げゆ)」などがあります。
解脱(げだつ)のように「脱(だつ)」が用いられている言葉には、
「虚脱(きょだつ)・逸脱(いつだつ)・脱獄(だつごく)・離脱(りだつ)」などがあります。
次の章で解脱の意味と類義語について解説していきます。
2.解脱の意味と類義語について
では解脱の意味と類義語について見ていきましょう。
まず解脱は「煩悩(ぼんのう)の束縛から解放されて、悟りの境地に達すること」の意味として用いられています。
解脱を用いた例文としては、「煩悩を解脱する」や、
「解脱を目的とする」のような使い方で用いられています。
また解脱の類義語としては、「涅槃(ねはん)・悟り(さとり)・悟道(ごどう)・脱俗(だつぞく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても解脱と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「解脱の読み方と意味、”げだつ”と”かいだつ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 解脱の正しい読み方は「げだつ」で、「かいだつ」は間違い。
- 解脱は「煩悩の束縛から解放されて、悟りの境地に達すること」の意味。
- 解脱の類義語には、「涅槃・悟り・悟道・脱俗」などがある。