さて日常的に使われるもので「文句」という言葉があります。
この文句に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
文句がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは文句の読み方と意味、「ぶんく」と「もんく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.文句の正しい読み方は「ぶんく」「もんく」?
では文句の正しい読み方は、「ぶんく」「もんく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、文句の正しい読み方は「もんく」になります。
文句の”文”は「ふみ」「ぶん」「もん」と読むことができますが、
文句は「もんく」と読むのが正しく、「ぶんく」と読むのは間違いです。
また文句(もんく)のように「文(もん)」が用いられている言葉には、
「天文(てんもん)・呪文(じゅもん)・注文(ちゅうもん)・誓文(せいもん)」などがあります。
文句(もんく)のように「句(く)」が用いられている言葉には、
「俳句(はいく)・冗句(じょうく)・絶句(ぜっく)・甚句(じんく)」などがあります。
次の章で文句の意味と類義語について解説していきます。
2.文句の意味と類義語について
では文句の意味と類義語について見ていきましょう。
まず文句は「文章中の語句のこと/相手に対する言い分や苦情のこと」の意味として用いられています。
文句を用いた例文としては、「決まり文句を口にする」や、
「文句ばかり言っている」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「文章中の語句のこと」の意味で、
後者の例文は「相手に対する言い分や苦情のこと」の意味で使用しています。
また文句の類義語としては、「非難(ひなん)・小言(こごと)・苦情(くじょう)・糾弾(きゅうだん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても文句と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「文句の読み方と意味、”ぶんく”と”もんく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 文句の正しい読み方は「もんく」で、「ぶんく」は間違い。
- 文句は「文章中の語句のこと/相手に対する言い分や苦情のこと」の意味。
- 文句の類義語には、「非難・小言・苦情・糾弾」などがある。