大所帯の読み方と意味、「おおしょたい」と「おおじょたい」正しいのは?

 

さて日常的に使われるもので「大所帯」という言葉があります。

 

この大所帯に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
大所帯がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは大所帯の読み方と意味、「おおしょたい」と「おおじょたい」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.大所帯の正しい読み方は「おおしょたい」「おおじょたい」?

 

では大所帯の正しい読み方は、「おおしょたい」「おおじょたい」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、大所帯の正しい読み方は「おおじょたい」になります

 

大所帯の”所”は「ところ」「しょ」と読むことができますが、大所帯は「おおじょたい」と読むのが正しく、「おおしょたい」と読むのは間違いです。

 

 

 

また”所”の読み方は「しょ」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「じょ」という読み方をすることはできません。

 

大所帯のように「おおしょたい」ではなく、「おおじょたい」と濁って読むのは、日本語の「連濁(れんだく)」と呼ばれているものです

 

 

連濁とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。

 

大所帯であれば、大(おお)+所帯(しょたい)なので、所帯(後ろの語)の語頭である清音の”し”が濁音の”じ”に変化します。

 

 

 

例えば「手紙(てがみ)」や「綿毛(わたげ)」は連濁なしで読むと、
「てかみ」や「わたけ」と読むのが普通です。

 

もともと”紙”には「がみ」という読み方はないですし、”毛”にも「げ」という読み方は存在しません

 

 

ですが日本語では連濁によって後ろの語頭が清音から濁音に変わるため、
「手紙(てがみ)」「綿毛(わたげ)」と濁らせて読んでいるのです。

 

ただすべての言葉が連濁によって濁音に変化するわけではないので、注意してください。

 

 

次の章で大所帯の意味と類義語について解説していきます。

 

2.大所帯の意味と類義語について

 

では大所帯の意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず大所帯は「一軒の家に家族や同居人が大勢いること/ある組織・集団の人数が多いこと」の意味として用いられています。

 

 

大所帯を用いた例文としては、「大所帯を切り回す」や、
「遂に3万人を越す大所帯になった」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「一軒の家に家族や同居人が大勢いること」の意味で、
後者の例文は「ある組織・集団の人数が多いこと」の意味で使用しています。

 

 

 

また大所帯の類義語としては、「大集団(だいしゅうだん)・大組織(だいそしき)・大家族(だいかぞく)・大企業(だいきぎょう)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても大所帯と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「大所帯の読み方と意味、”おおしょたい”と”おおじょたい”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ