結論から言ってしまうと、狼狽の正しい読み方は「ろうばい」になります。
狼狽の”狼”は「おおかみ」「ろう」、”狽”は「ばい」と読むことはできますが、”狽”は「うた」と読むことはできないので、狼狽を「おおかみうた」と読むのは間違いです。
狼狽の”狽(ばい)”という字は、”唄(うた)”という字に似ているため注意が必要です。
次の章で狼狽の意味について解説していきます。
狼狽は「慌てふためくこと」の意味として用いられています。
狼狽の”狽(ばい)”というのは、伝説上の狼(おおかみ)の一種のことで、
一説によると狼は前足が長く後足が短いですが、狽はその逆だと言われています。
そして狼と狽は常に共に行動していて、狼と狽が離れると倒れて、うろたえてしまうことから、”狼狽(ろうばい)”になったとされています。
ちなみに「うろたえる」というのは、”狼狽える”と書き表されます。
狼狽を用いた例文としては、「突然の出来事に狼狽する」や、
「彼は少しも狼狽した様子はない」のような使い方で用いられています。
以上が「狼狽の読み方と意味、”ろうばい”と”おおかみうた”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど