結論から言ってしまうと、流転の正しい読み方は「りゅうてん」「るてん」の両方になります。
流転の”流”は「なが(れる)」「りゅう」「る」と読むことができます。
ただ一般的には流転は「るてん」と読むことがほとんどです。
また流転(りゅうてん)のように「流(りゅう)」が用いられている言葉には、
「本流(ほんりゅう)・海流(かいりゅう)・一流(いちりゅう)・気流(きりゅう)」などがあります。
流転(るてん)のように「流(る)」が用いられている言葉には、
「配流(はいる)・流罪(るざい)・流布(るふ)・流浪(るろう)」などがあります。
次の章で流転の意味について解説していきます。
流転は「物事が限りなく移り変わっていくこと/生死・因果が繰り返されること」の意味として用いられています。
流転を用いた例文としては、「万物は流転する」や、
「生死流転(しょうじるてん)」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「物事が限りなく移り変わっていくこと」の意味で、
後者の例文は「生死・因果が繰り返されること」の意味で使用しています。
また流転の類義語としては、「変遷(へんせん)・輪廻(りんね)・変転(へんてん)・変質(へんしつ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても流転と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「流転の読み方と意味、”りゅうてん”と”るてん”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど