さて日常的に使われるもので「暦日」という言葉があります。
この暦日に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
暦日がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは暦日の読み方と意味、「れきじつ」と「れきにち」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.暦日の正しい読み方は「れきじつ」「れきにち」?
では暦日の正しい読み方は、「れきじつ」「れきにち」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、暦日の正しい読み方は「れきじつ」になります。
暦日の”暦”は「こよみ」「れき」、”日”は「ひ」「にち」「じつ」と読むことができますが、暦日は「れきじつ」と読むのが正しく、「れきにち」と読むのは間違いです。
また暦日(れきじつ)のように「暦(れき)」が用いられている言葉には、
「西暦(せいれき)・還暦(かんれき)・暦年(れきねん)・旧暦(きゅうれき)」などがあります。
暦日(れきじつ)のように「日(じつ)」が用いられている言葉には、
「佳日(かじつ)・期日(きじつ)・隔日(かくじつ)・永日(えいじつ)」などがあります。
次の章で暦日の意味と類義語について解説していきます。
2.暦日の意味と類義語について
では暦日の意味と類義語について見ていきましょう。
まず暦日は「月日の経過のこと/暦(こよみ)のこと/暦の上での一日のこと」の意味として用いられています。
暦日を用いた例文としては、「山中暦日無し」や、「暦日から起算される」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「月日の経過のこと」の意味で、後者の例文は「暦のこと」の意味で使用しています。
”山中(さんちゅう)暦日無し”というのは、人里離れた山の中で暮らしていると、月日の経過も忘れてしまう、という意味になります。
また暦日の類義語としては、「全日(ぜんじつ)・平日(へいじつ)・尽日(じんじつ)・隔日(かくじつ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても暦日と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「暦日の読み方と意味、”れきじつ”と”れきにち”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 暦日の正しい読み方は「れきじつ」で、「れきにち」は間違い。
- 暦日は「月日の経過のこと/暦のこと/暦の上での一日のこと」の意味。
- 暦日の類義語には、「全日・平日・尽日・隔日」などがある。