さて日常的に使われるもので「養蚕」という言葉があります。
この養蚕に使用されている漢字(特に”蚕”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは養蚕の読み方と意味、「ようかい」と「ようさん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.養蚕の正しい読み方は「ようかい」「ようさん」?
では養蚕の正しい読み方は、「ようかい」「ようさん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、養蚕の正しい読み方は「ようさん」になります。
養蚕の”蚕”は「かいこ」「さん」と読むことはできますが、
「かい」と読むことはできないので、養蚕を「ようかい」と読むのは間違いです。
また養蚕(ようさん)のように「養(よう)」が用いられている言葉には、
「供養(くよう)・栄養(えいよう)・教養(きょうよう)・保養(ほよう)」などがあります。
養蚕(ようさん)のように「蚕(さん)」が用いられている言葉には、
「蚕糸(さんし)・蚕食(さんしょく)・蚕繭(さんけん)・柞蚕(さくさん)」などがあります。
次の章で養蚕の意味と類義語について解説していきます。
2.養蚕の意味と類義語について
では養蚕の意味と類義語について見ていきましょう。
まず養蚕は「繭(まゆ)を取るために蚕(かいこ)を飼い育てること」の意味として用いられています。
養蚕を用いた例文としては、「この地域では養蚕が盛んだ」や、
「養蚕を専業としている」のような使い方で用いられています。
また養蚕の類義語としては、「養鶏(ようけい)・養豚(ようとん)・養蜂(ようほう)・養殖(ようしょく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても養蚕と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「養蚕の読み方と意味、”ようかい”と”ようさん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 養蚕の正しい読み方は「ようさん」で、「ようかい」は間違い。
- 養蚕は「繭を取るために蚕を飼い育てること」の意味。
- 養蚕の類義語には、「養鶏・養豚・養蜂・養殖」などがある。