さて日常的に使われるもので「要塞」という言葉があります。
この要塞に使用されている漢字(特に”塞”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは要塞の読み方と意味、「ようかん」と「ようさい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.要塞の正しい読み方は「ようかん」「ようさい」?
では要塞の正しい読み方は、「ようかん」「ようさい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、要塞の正しい読み方は「ようさい」になります。
要塞の”塞”は「ふさ(ぐ)」「さい」「そく」と読むことはできますが、
「かん」と読むことはできないので、要塞を「ようかん」と読むのは間違いです。
また要塞(ようさい)のように「要(よう)」が用いられている言葉には、
「重要(じゅうよう)・主要(しゅよう)・不要(ふよう)・要項(ようこう)」などがあります。
要塞(ようさい)のように「塞(さい)」が用いられている言葉には、
「城塞(じょうさい)・防塞(ぼうさい)・辺塞(へんさい)・山塞(さんさい)」などがあります。
次の章で要塞の意味と類義語について解説していきます。
2.要塞の意味と類義語について
では要塞の意味と類義語について見ていきましょう。
まず要塞は「戦略上の重要地点に設けられる、主に防衛を目的とした軍事施設のこと」の意味として用いられています。
要塞を用いた例文としては、「要塞を守る」や、
「要塞を陥落させる」のような使い方で用いられています。
また要塞の類義語としては、「居城(きょじょう)・防塞(ぼうさい)・防塁(ぼうるい)・城郭(じょうかく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても要塞と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「要塞の読み方と意味、”ようかん”と”ようさい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 要塞の正しい読み方は「ようさい」で、「ようかん」は間違い。
- 要塞は「戦略上の重要地点に設けられる、主に防衛を目的とした軍事施設のこと」の意味。
- 要塞の類義語には、「居城・防塞・防塁・城郭」などがある。