さて日常的に使われるもので「罹患」という言葉があります。
この罹患に使用されている漢字(特に”罹”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは罹患の読み方と意味、「らかん」と「りかん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.罹患の正しい読み方は「らかん」「りかん」?
では罹患の正しい読み方は、「らかん」「りかん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、罹患の正しい読み方は「りかん」になります。
罹患の”罹”は「かか(る)」「り」と読むことはできますが、
「ら」と読むことはできないので、罹患を「らかん」と読むのは間違いです。
罹患の”罹(り)”という字は、”羅(ら)”という字によく似ているため注意が必要です。
また罹患(りかん)のように「罹(り)」が用いられている言葉は、
他には「罹災(りさい)・罹病(りびょう)」しか見つけることができませんでした。
罹患(りかん)のように「患(かん)」が用いられている言葉には、
「患者(かんじゃ)・内患(ないかん)・重患(じゅうかん)・急患(きゅうかん)」などがあります。
次の章で罹患の意味と類義語について解説していきます。
2.罹患の意味と類義語について
では罹患の意味と類義語について見ていきましょう。
まず罹患は「病気にかかること」の意味として用いられています。
罹患を用いた例文としては、「罹患率の高い病気」や、
「罹患しているかを検査する」のような使い方で用いられています。
また罹患の類義語としては、「罹病(りびょう)・発病(はつびょう)・発症(はっしょう)・病魔(びょうま)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても罹患と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「罹患の読み方と意味、”らかん”と”りかん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 罹患の正しい読み方は「りかん」で、「らかん」は間違い。
- 罹患は「病気にかかること」の意味。
- 罹患の類義語には、「罹病・発病・発症・病魔」などがある。