このページでは履行の読み方と意味、「ふくぎょう」と「りこう」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.履行の正しい読み方は「ふくぎょう」「りこう」?

 

結論から言ってしまうと、履行の正しい読み方は「りこう」になります

 

履行の”履”は「は(く)」「り」、”行”は「い(く)」「おこな(う)」「ぎょう」「こう」と読むことはできますが、”履”は「ふく」と読むことはできず、履行を「ふくぎょう」と読むのは間違いです。

 

 

履行の”履(り)”という字は、”覆(ふく)”という字によく似ているため注意が必要です。

 

 

 

また履行(りこう)のように「履(り)」が用いられている言葉には、
「履歴(りれき)・履修(りしゅう)・草履(ぞうり)・弊履(へいり)」などがあります。

 

履行(りこう)のように「行(こう)」が用いられている言葉には、
「移行(いこう)・横行(おうこう)・強行(きょうこう)・行為(こうい)」などがあります。

 

 

次の章で履行の意味について解説していきます。

 

2.履行の意味について

 

履行は「約束や契約などを実際に行うこと/債務者が債務の内容を実現すること」の意味として用いられています。

 

 

履行を用いた例文としては、「契約を履行する」や、
「債務不履行が生じる」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「約束や契約などを実際に行うこと」の意味で、
後者の例文は「債務者が債務の内容を実現すること」の意味で使用しています。

 

 

 

また履行の類義語としては、「実行(じっこう)・実現(じつげん)・実施(じっし)・執行(しっこう)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても履行と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「履行の読み方と意味、”ふくぎょう”と”りこう”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 履行の正しい読み方は「りこう」で、「ふくぎょう」は間違い。
  • 履行は「約束や契約などを実際に行うこと/債務者が債務の内容を実現すること」の意味。
  • 履行の類義語には、「実行・実現・実施・執行」などがある。

 

 

関連ページ

<難読漢字の一覧>

 

(写真あり)藜、櫛、羆など

【一文字】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など

【野菜・果物・茸】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など

【魚・貝・海藻】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)海驢、犀、猫鼬など

【動物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など

【鳥】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)薊、金木犀、百合など

【花・植物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など

【虫】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など

【食べ物・飲み物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など

【道具・身近なモノ】難読漢字の一覧!

<読み間違えやすい漢字の一覧>

 

哀悼、重複、出生、集荷など

読み間違えやすい漢字一覧!

 

依存、過不足、続柄など

慣用読み(百姓読み)の一覧!

 

<難読漢字の一覧(偏)>

 

(写真あり)鯆、鰍、鰉など

【魚偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)蝗、蠍、蝮など

【虫偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)梲、栂、樅など

【木偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)鎹、鍬、釦など

【金偏】難読漢字の一覧!

 

<覚えておきたい知識>

 

鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など

【知識】一般常識の一覧!

 

(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど

【一般的】物の名前の一覧!