結論から言ってしまうと、履行の正しい読み方は「りこう」になります。
履行の”履”は「は(く)」「り」、”行”は「い(く)」「おこな(う)」「ぎょう」「こう」と読むことはできますが、”履”は「ふく」と読むことはできず、履行を「ふくぎょう」と読むのは間違いです。
履行の”履(り)”という字は、”覆(ふく)”という字によく似ているため注意が必要です。
また履行(りこう)のように「履(り)」が用いられている言葉には、
「履歴(りれき)・履修(りしゅう)・草履(ぞうり)・弊履(へいり)」などがあります。
履行(りこう)のように「行(こう)」が用いられている言葉には、
「移行(いこう)・横行(おうこう)・強行(きょうこう)・行為(こうい)」などがあります。
次の章で履行の意味について解説していきます。
履行は「約束や契約などを実際に行うこと/債務者が債務の内容を実現すること」の意味として用いられています。
履行を用いた例文としては、「契約を履行する」や、
「債務不履行が生じる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「約束や契約などを実際に行うこと」の意味で、
後者の例文は「債務者が債務の内容を実現すること」の意味で使用しています。
また履行の類義語としては、「実行(じっこう)・実現(じつげん)・実施(じっし)・執行(しっこう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても履行と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「履行の読み方と意味、”ふくぎょう”と”りこう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど