さて日常的に使われるもので「門扉」という言葉があります。
この門扉に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
門扉がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは門扉の読み方と意味、「もんとびら」と「もんぴ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
では門扉の正しい読み方は、「もんとびら」「もんぴ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、門扉の正しい読み方は「もんぴ」になります。
門扉の”扉”は「とびら」「ひ」と読むことができますが、
門扉は「もんぴ」と読むのが正しく、「もんとびら」と読むのは間違いです。
また門扉の”扉”の読み方は「ひ」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「ぴ」という読み方をすることはできません。
門扉のように「もんひ」ではなく、「もんぴ」と変化して読むのは、日本語の「半濁音化(はんだくおんか)」と呼ばれているものです。
半濁音化とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭(ハ行音)がパ行音に変化する現象のこと”を言います。
このパ行音(パ・ピ・プ・ペ・ポ)のことを”半濁音(はんだくおん)”と呼びます。
門扉であれば、門(もん)+扉(ひ)なので、扉(後ろの語)の語頭である”ひ”が半濁音の”ぴ”に変化します。
例えば「卵白(らんぱく)」や「分布(ぶんぷ)」は半濁音化なしで読むと、
「らんはく」や「ぶんふ」と読むのが普通です。
もともと”白”には「ぱく」という読み方はないですし、”布”にも「ぷ」という読み方は存在しません。
ですが日本語では半濁音化によって半濁音(パ行音)に変化するため、
「卵白(らんぱく)」「分布(ぶんぷ)」と変化させて読んでいるのです。
ただすべての言葉が半濁音化によって半濁音(パ行音)に変化するわけではないので、注意してください。
次の章で門扉の意味と類義語について解説していきます。
これまで説明したことをまとめますと、