さて日常的に使われるもので「薬湯」という言葉があります。
この薬湯に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
薬湯がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは薬湯の読み方と意味、「やくゆ」と「やくとう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.薬湯の正しい読み方は「やくゆ」「やくとう」?
では薬湯の正しい読み方は、「やくゆ」「やくとう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、薬湯の正しい読み方は「やくとう」「くすりゆ」になります。
薬湯の”薬”は「くすり」「やく」、”湯”は「ゆ」「とう」と読むことができますが、薬湯は「やくとう」「くすりゆ」と読むのが正しく、「やくゆ」と読むのは間違いです。
一般的には薬湯は「やくとう」と読むことが多いです。
ただ薬湯は「やくとう」「くすりゆ」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また薬湯(やくとう)のように「薬(やく)」が用いられている言葉には、
「医薬(いやく)・投薬(とうやく)・生薬(しょうやく)・火薬(かやく)」などがあります。
薬湯(やくとう)のように「湯(とう)」が用いられている言葉には、
「秘湯(ひとう)・銭湯(せんとう)・熱湯(ねっとう)・湯治(とうじ)」などがあります。
次の章で薬湯の意味と類義語について解説していきます。
2.薬湯の意味と類義語について
では薬湯の意味と類義語について見ていきましょう。
まず薬湯(やくとう)は「薬品や薬草を入れた風呂のこと/薬を煎(せん)じ出した湯のこと」の意味として用いられています。
薬湯を「やくとう」と読むと上記のような意味になりますが、
「くすりゆ」と読むと「やくとう(風呂)の別名」の意味のみとなります。
このように薬湯は「やくとう」「くすりゆ」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
薬湯を用いた例文としては、「薬湯を備えている施設」や、
「薬湯(やくとう)やスープなどに用いられる葉」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「薬品や薬草を入れた風呂」の意味で、
後者の例文は「薬を煎じ出した湯のこと」の意味で使用しています。
また薬湯の類義語としては、「温泉(おんせん)・湯治(とうじ)・湯畑(ゆばたけ)・湯元(ゆもと)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても薬湯と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「薬湯の読み方と意味、”やくゆ”と”やくとう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 薬湯の正しい読み方は「やくとう」「くすりゆ」の両方で、「やくゆ」は間違い。
- 薬湯(やくとう)は「薬品や薬草を入れた風呂のこと/薬を煎じ出した湯のこと」の意味。
- 薬湯(くすりゆ)は「やくとう(風呂)の別名のこと」の意味。
- 薬湯の類義語には、「温泉・湯治・湯畑・湯元」などがある。