このページでは物理的の意味と対義語とは?。また物理的に無理についての意味を簡単に解説しています。
目次
日常的に「物理的~」という言葉が使用されていますが、
実は物理的という言葉には複数の意味があります。
なので「物理的~」という言葉が用いられたときに、
それが何を意味しているのかについて説明していきます。
下記がよく使われている「物理的~」という言葉になります。
では物理的とはどういう意味で使われているのかそれぞれ見ていきましょう。
まずは”物理的に無理”という言葉における物理的の意味を説明します。
”物理的に無理”という言葉における意味としては、
広さ(空間)・時間・重量など、物事を数量化できる面で捉えることとして使われています。
ここで使われる物理的というのは物事の捉え方のことで、
物事を大雑把ではなく具体的に数量化して認識するってことなんですね。
なので”物理的に無理”というのは意味的には、
現実的な条件(空間・時間・数量など)を考慮した場合に達成できないということです。
つまり何かしらの問題を達成するためにいまある事実(様々な条件)を具体的に認識した上で、
達成するのが不可能だと考えられるときに”物理的に無理”という言葉は使用されます。
例えば”青森から東京まで自転車だけで1時間以内で行くこと”とか、
”ひとつに1時間かかる作業を1時間以内に10回やること”みたいな感じです。
青森から東京まで自転車だけで行くこと自体は可能です。
しかし1時間以内に行くという条件を考慮すると不可能なので、
これは”物理的に無理”になるわけです。
またひとつに1時間かかる作業を10回行うと10時間かかりますが、
先ほどの例と同様に1時間以内に終わらせるのはどう考えても不可能ですよね。
なのでこの場合も”物理的に無理”だと言えるでしょう。
他にもこの物理的と同じ使い方をしている言葉には、
”物理的に問題がある”のような使い方も多いように感じます。
そのときの状況によって問題が何なのかは異なりますが、
人員・時間・数量・距離・広さなどなど様々な要因が考えられます。
このように”物理的に無理”というのは現状で物事を数量化したうえで、
それが達成できない又は不可能であると判断したときに使用します。
では”物理的な攻撃”という言葉における物理的の意味を見ていきましょう。
”物理的な攻撃”という言葉における意味としては、
万物の理(ことわり)に合っていることを表しています。
万物の理とは、あらゆるものに通じる共通の法則のことです。
簡単に言えば、Aの行動を起こせばBの結果になるというものです。
地球上であれば重力があるため、上に物を投げると落ちてきますよね。
これは質量がある物体には必ず作用する働き(法則)です。
また火というのは酸素がある間は燃え続けますが、
火の周りに酸素がなくなれば自然と消えていきますよね。
このようにあらゆるものに通じる共通の法則(物理法則)に、
合っている物事に対して物理的という言葉を使っているんですね。
ですので地球上で質量のある物体を上に投げても落ちてこなかったり、
火の周囲に酸素がないのに燃え続けていたりすれば、それは万物の理に反しているわけです。
これはあくまでも外部から何も手を加えていない場合に限ります。
たとえ上に物体を投げても誰かが上でキャッチすれば落ちて来ませんし、
もしかしたら燃え続けるのに酸素を必要としない物体があるかもしれません。
そうなればその現象が起こるために別の物理法則が働いていることになるので、
外部から何も手を加えていない場合に限るんですね。
そして他にも物理的という言葉には、
肉体的や身体的というような意味も含まれています。
なのでただ単純に肉体的・身体的な攻撃(殴る蹴るなど)という意味で、
”物理的な攻撃”という言葉が使われている場合についても多いです。
結局のところ、殴る・蹴るのような肉体的な攻撃もそうですし、
火炎放射器のように物理法則に合っている攻撃も”物理的な攻撃”と言えます。
実際に物理的に原理を説明できる攻撃であれば、それは物理的な攻撃です。
また逆に物理的な攻撃以外については、
物理法則に合っていない攻撃ということになります。
物理的な攻撃以外のものというのは、
ゲームなんかではよく使われる魔法攻撃のことですね。
例えば酸素のないところで火を出して攻撃したり、
何もないところから水や雷を出して行う攻撃などが挙げられます。
これらの攻撃は明らかに物理法則から外れていますよね。
通常ではあり得ませんがこのような魔法攻撃は物理的な攻撃ではないと言えます。
前の章で物理的に無理という言葉の意味(1)として、
現実的な条件(空間・時間・数量など)を考慮した場合に達成できないことだと解説しました。
しかし物理的に無理という言葉には(1)の意味だけではなく、
物理的の意味(2)で解説していたものも含んでいるときがあります。
つまりは物理法則(万物の理)に合っていない状況のときでも、
物理的に無理という言葉が使われるときがあるということです。
なので少しまとめると、”物理的に無理”には下記の2通りの意味があります。
一般的によく使われる方が(1)のように感じますが、
(2)の意味で使用されることもあるので注意が必要です。
ここが物理的という言葉を理解するうえで、とてもややこしいところですがぜひ覚えてくださいね。
ではそれぞれ物理的の対義語について説明していきます。
物理的の意味その1の対義語としては、”論理的(ろんりてき)”という言葉になります。
物理的の意味その1は、
広さ(空間)・時間・重量など、物事を数量化できる面で捉えることです。
これはいまある事実(条件)を具体的に認識するということになります。
そして論理的というのはいまある事実(条件)に捉われず、
現状においてないものであったとしてもそれがあると仮定して筋道を立てることです。
なので物理的と論理的の決定的な違いとしては、
現状における事実(条件)に捉われるのか捉われないのかってことですね。
例えばひとつ終わらせるのにだいたい1時間かかる作業を、
1人しかいないのに1時間以内に10回も終わらせなければいけないとします。
単純に計算しただけでもすべての作業を終わらせるには10時間はかかります。
しかしそのすべての作業を1人で1時間以内に終わらせることは不可能ですが、
その人を含めて10人の人員がいれば1回ずつ作業を行うと全て終了しますよね。
このようにいまある条件(時間・人員)を考慮すると物理的には不可能なことでも、
いまある条件に捉われずに考えれば論理的には可能になります。
ですので物理的には条件に縛りがあって、論理的には条件に縛りがありません。
物理的の意味その2の対義語としては、
精神的(せいしんてき)や心理的(しんりてき)という意味になります。
物理的の意味その2は、万物の理(ことわり)に合っていることです。
これはあらゆるものにはAという行動を起こせば、
Bという決まった結果になる法則があるということです。
そして物理的の対義語である精神的というのは、
人間の精神.....つまりは心を表しているものです。
人間の心には物理法則のように、
Aという行動を起こせばBという結果になるというものがありません。
例えば○○さんと◇◇さんに対して会社の上司が怒ったとしましょう。
これに対して○○さんは「上司はなんでおれをいじめるんだ.....」と感じ、
◇◇さんは「上司は期待してくれているから怒っているんだ」と感じました。
このようにその行動によって何を感じるのかは、人によって違うということです。
万物の理(物理法則)は変わることはありませんが、
人間の心は様々な要因に左右され常に変化するものです。
なので精神的(心理的)は物理的の対義語になるというわけです。
また物理的というのは英語では physical (フィジカル)と読み、
精神的は mental (メンタル)と読みます。
そしてフィジカルには物理的以外にも肉体的・身体的の意味があります。
なのでスポーツで「フィジカルやメンタルを鍛える」とよく聞きますが、
これは肉体的・精神的な面を鍛えるという意味で使用されています。
肉体は骨や筋肉などで構成されていて形はありますが、精神は肉体と違って形のないものです。
このような意味でそれぞれを捉えていれば、対になっている言葉だと覚えやすいのではないでしょうか。
以上が「物理的の意味と対義語とは?物理的に無理って何?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
哀悼、重複、出生、集荷など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
(写真あり)メンマ、かんぴょう、マシュマロなど
(地図あり)軍艦島、淡路島、屋久島など
≪名前は知っているけどわからないもの≫
(写真あり)アヒージョ、マリトッツォなど
(写真あり)磯(いそ)、沿道、郊外など
(写真あり)うなじ、くるぶし、土踏まずなど
<豆知識>
(写真あり)カレーの容器、視力検査の器具など