さて日常的に使われるもので「物の怪」という言葉があります。

 

この物の怪に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
物の怪がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは物の怪の読み方と意味、「もののけ」と「もののかい」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.物の怪の正しい読み方は「もののけ」「もののかい」?

 

では物の怪の正しい読み方は、「もののけ」「もののかい」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、物の怪の正しい読み方は「もののけ」になります

 

物の怪の”怪”は「あや(しい)」「かい」「け」と読むことができますが、物の怪は「もののけ」と読むのが正しく、「もののかい」と読むのは間違いです

 

 

 

また物の怪(もののけ)のように「物(もの)」が用いられている言葉には、
「獲物(えもの)・得物(えもの)・鋳物(いもの)・先物(さきもの)」などがあります。

 

物の怪(もののけ)のように「怪(け)」が用いられている言葉には、
「怪我(けが)・怪訝(けげん)・物怪(もっけ)・勿怪(もっけ)」などがあります。

 

 

次の章で物の怪の意味と類義語について解説していきます。

 

2.物の怪の意味と類義語について

 

では物の怪の意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず物の怪は「人にとり憑(つ)いて祟(たた)りをすると言われる、死霊・生き霊などのこと」の意味として用いられています。

 

 

物の怪を用いた例文としては、「物の怪を払う」や、
「物の怪にとり憑かれる」のような使い方で用いられています。

 

 

 

また物の怪の類義語としては、「悪霊(あくりょう)・死霊(しりょう)・妖怪(ようかい)・魔物(まもの)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても物の怪と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「物の怪の読み方と意味、”もののけ”と”もののかい”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 物の怪の正しい読み方は「もののけ」で、「もののかい」は間違い。
  • 物の怪は「人にとり憑いて祟りをすると言われる、死霊・生き霊などのこと」の意味。
  • 物の怪の類義語には、「悪霊・死霊・妖怪・魔物」などがある。

 

 

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