さて日常的に使われることはあまりないですが、「文盲」という言葉があります。
この文盲に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
文盲がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは文盲の読み方と意味、「ぶんもう」と「もんもう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.文盲の正しい読み方は「ぶんもう」「もんもう」?
では文盲の正しい読み方は、「ぶんもう」「もんもう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、文盲の正しい読み方は「もんもう」になります。
文盲の”文”は「ふみ」「ぶん」「もん」、”盲”は「くら(い)」「もう」「ぼう」と読むことができますが、文盲は「もんもう」と読むのが正しく、「ぶんもう」と読むのは間違いです。
また文盲(もんもう)のように「文(もん)」が用いられている言葉には、
「一文(いちもん)・経文(きょうもん)・呪文(じゅもん)・縄文(じょうもん)」などがあります。
文盲(もんもう)のように「盲(もう)」が用いられている言葉には、
「盲進(もうしん)・盲従(もうじゅう)・盲点(もうてん)・盲動(もうどう)」などがあります。
次の章で文盲の意味と類義語について解説していきます。
2.文盲の意味と類義語について
では文盲の意味と類義語について見ていきましょう。
まず文盲は「文字の読み書きができないこと。また、その人のこと」の意味として用いられています。
文盲を用いた例文としては、「文盲の人でもすぐに慣れる」や、
「その国では文盲の者も珍しくはない」のような使い方で用いられています。
また文盲の類義語としては、「無学(むがく)・無知(むち)・未熟(みじゅく)・不文(ふぶん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても文盲と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「文盲の読み方と意味、”ぶんもう”と”もんもう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 文盲の正しい読み方は「もんもう」で、「ぶんもう」は間違い。
- 文盲は「文字の読み書きができないこと。また、その人のこと」の意味。
- 文盲の類義語には、「無学・無知・未熟・不文」などがある。