さて日常的に使われるもので「宿屋」という言葉があります。
この宿屋に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
宿屋がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは宿屋の読み方と意味、「しゅくや」と「やどや」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
１．宿屋の正しい読み方は「しゅくや」「やどや」？
では宿屋の正しい読み方は、「しゅくや」「やどや」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、宿屋の正しい読み方は「しゅくや」「やどや」の両方になります。
宿屋の”宿”は「やど」「しゅく」と読むことができます。
一般的には宿屋は「やどや」と読むことがほとんどです。
ただ宿屋は「しゅくや」「やどや」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
（次の章でそれぞれの意味について解説していきます）
また宿屋（やどや）のように「宿（やど）」が用いられている言葉には、
「宿主（やどぬし）・常宿（じょうやど）・船宿（ふなやど）・相宿（あいやど）」などがあります。
宿屋（やどや）のように「屋（や）」が用いられている言葉には、
「屋根（やね）・東屋（あずまや）・母屋（おもや）・長屋（ながや）」などがあります。
次の章で宿屋の意味と類義語について解説していきます。
２．宿屋の意味と類義語について
では宿屋の意味と類義語について見ていきましょう。
まず宿屋（しゅくや）は「瓦葺（かわらぶき）または板葺（いたぶき）屋根の家のこと」の意味として用いられています。
宿屋を「しゅくや」と読むと上記のような意味になりますが、
「やどや」と読むと「旅客を泊めることを職業としている家。旅館/泊まっている家」の意味となります。
このように宿屋は「しゅくや」「やどや」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
宿屋を用いた例文としては、「今日はこの宿屋（やどや）に泊まる」や、
「宿屋（やどや）の主人をしている」のような使い方で用いられています。
一般的に宿屋は「旅客を泊めることを職業としている家。旅館のこと」の意味で使われることがほとんどで、どちらの例文も「旅客を泊めることを職業としている家。旅館のこと」の意味として使用しています。
また宿屋の類義語としては、「民宿（みんしゅく）・宿舎（しゅくしゃ）・旅亭（りょてい）・ホテル」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても宿屋と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「宿屋の読み方と意味、”しゅくや”と”やどや”正しいのは？」でした。
３．まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 宿屋の正しい読み方は「しゅくや」「やどや」の両方。
- 宿屋（しゅくや）は「瓦葺または板葺屋根の家のこと」の意味。
- 宿屋（やどや）は「旅客を泊めることを職業としている家。旅館のこと/泊まっている家のこと」の意味。
- 宿屋の類義語には、「民宿・宿舎・旅亭・ホテル」などがある。