さて日常的に使われるもので「喪中」という言葉があります。
この喪中に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
喪中がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは喪中の読み方と意味、「もなか」と「もちゅう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
１．喪中の正しい読み方は「もなか」「もちゅう」？
では喪中の正しい読み方は、「もなか」「もちゅう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、喪中の正しい読み方は「もちゅう」になります。
喪中の”喪”は「うしな（う）」「も」「そう」、”中”は「なか」「ちゅう」と読むことができますが、喪中は「もちゅう」と読むのが正しく、「もなか」と読むのは間違いです。
また喪中（もちゅう）のように「喪（も）」が用いられている言葉には、
「除喪（じょも）・喪章（もしょう）・喪服（もふく）・喪主（もしゅ）」などがあります。
喪中（もちゅう）のように「中（ちゅう）」が用いられている言葉には、
「中間（ちゅうかん）・中止（ちゅうし）・中退（ちゅうたい）・中心（ちゅうしん）」などがあります。
次の章で喪中の意味と類義語について解説していきます。
２．喪中の意味と類義語について
では喪中の意味と類義語について見ていきましょう。
まず喪中は「人の死後、親しい関係にあった者が喪に服している期間のこと」の意味として用いられています。
喪（も）に服すというのは、”親しい者が亡くなったときに、一定期間亡くなった人の死を悼（いた）み、世俗との交わりを避けて慎（つつ）ましく暮らしていくこと”を意味しています。
つまりその期間中は、飲み会や旅行などには参加しないようにする、というのが一般的です。
喪中を用いた例文としては、「喪中につき辞退します」や、
「喪中のため家でおとなしくしている」のような使い方で用いられています。
また喪中の類義語としては、「忌中（きちゅう）・大喪（たいそう）・弔事（ちょうじ）・通夜（つや）」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても喪中と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「喪中の読み方と意味、”もなか”と”もちゅう”正しいのは？」でした。
３．まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 喪中の正しい読み方は「もちゅう」で、「もなか」は間違い。
- 喪中は「人の死後、親しい関係にあった者が喪に服している期間のこと」の意味。
- 喪中の類義語には、「忌中・大喪・弔事・通夜」などがある。