さて日常的に使われるもので「以て」という言葉があります。
この以てに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
以てがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは以ての読み方と意味、「いて」と「もって」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.以ての正しい読み方は「いて」「もって」?
では以ての正しい読み方は、「いて」「もって」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、以ての正しい読み方は「もって」になります。
以ての”以”は「い」「もっ(て)」と読むことができますが、
以ては「もって」と読むのが正しく、「いて」と読むのは間違いです。
次の章で以ての意味と類義語について解説していきます。
2.以ての意味と類義語について
では以ての意味と類義語について見ていきましょう。
まず以ては「〜によって。〜を用いて/〜の理由で。〜のために/〜を期限として/それで。それによって/その意を強める言い方」の意味として用いられています。
以てを用いた例文としては、「今夜23時を以て締め切る」や、「いささか以て迷惑なことだ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「〜を期限として」の意味で、後者の例文は「その意を強める言い方」の意味で使用しています。
また以ての類義語としては、「方法(ほうほう)・手法(しゅほう)・仕方(しかた)・用法(ようほう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても以てと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「以ての読み方と意味、”いて”と”もって”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 以ての正しい読み方は「もって」で、「いて」は間違い。
- 以ては「〜によって。〜を用いて/〜の理由で。〜のために/〜を期限として/それで。それによって/その意を強める言い方」の意味。
- 以ての類義語には、「方法・手法・仕方・用法」などがある。