さて日常的に使われるもので「道端」という言葉があります。
この道端に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
道端がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは道端の読み方と意味、「みちばた」と「どうたん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.道端の正しい読み方は「みちばた」「どうたん」?
では道端の正しい読み方は、「みちばた」「どうたん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、道端の正しい読み方は「みちばた」になります。
道端の”道”は「みち」「どう」、”端”は「はし」「はた」「たん」と読むことができますが、道端は「みちばた」と読むのが正しく、「どうたん」と読むのは間違いです。
また”端”の読み方は「はた」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「ばた」という読み方をすることはできません。
道端のように「みちはた」ではなく、「みちばた」と濁って読むのは、日本語の「連濁(れんだく)」と呼ばれているものです。
連濁とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。
道端であれば、道(みち)+端(はた)なので、端(後ろの語)の語頭である清音の”は”が濁音の”ば”に変化します。
例えば「手紙(てがみ)」や「綿毛(わたげ)」は連濁なしで読むと、
「てかみ」や「わたけ」と読むのが普通です。
もともと”紙”には「がみ」という読み方はないですし、”毛”にも「げ」という読み方は存在しません。
ですが日本語では連濁によって後ろの語頭が清音から濁音に変わるため、
「手紙(てがみ)」「綿毛(わたげ)」と濁らせて読んでいるのです。
ただすべての言葉が連濁によって濁音に変化するわけではないので、注意してください。
次の章で道端の意味と類義語について解説していきます。
2.道端の意味と類義語について
では道端の意味と類義語について見ていきましょう。
まず道端は「道の端(はし)の方のこと」の意味として用いられています。
道端を用いた例文としては、「道端にしゃがみ込む」や、
「道端に咲く花に視線を向ける」のような使い方で用いられています。
また道端の類義語としては、「路頭(ろとう)・路辺(ろへん)・路傍(ろぼう)・沿道(えんどう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても道端と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「道端の読み方と意味、”みちばた”と”どうたん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 道端の正しい読み方は「みちばた」で、「どうたん」は間違い。
- 道端は「道の端の方のこと」の意味。
- 道端の類義語には、「路頭・路辺・路傍・沿道」などがある。