道標の読み方と意味、「みちしるべ」と「どうひょう」正しいのは？

このページでは道標の読み方と意味、「みちしるべ」と「どうひょう」どちらが正しいのかを解説しています。

１．道標の正しい読み方は「みちしるべ」「どうひょう」？

結論から言ってしまうと、道標の正しい読み方は「みちしるべ」「どうひょう」「みちじるし」になります。

道標の”道”は「みち」「どう」、”標”は「しるし」「しるべ」「ひょう」と読むことができます。

一般的には道標は「みちしるべ」と読むことが多いです。

ただ道標は「みちしるべ」「どうひょう」「みちじるし」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。

（次の章でそれぞれの意味について解説していきます）

また”標”の読み方は「しるし」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「じるし」という読み方をすることはできません。

道標のように「みちしるし」ではなく、「みちじるし」と濁って読むのは、日本語の「連濁（れんだく）」と呼ばれているものです。

連濁とは、”２つの語が結びついて１つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。

道標であれば、道（みち）＋標（しるし）なので、標（後ろの語）の語頭である清音の”し”が濁音の”じ”に変化します。

例えば「手紙（てがみ）」や「綿毛（わたげ）」は連濁なしで読むと、
「てかみ」や「わたけ」と読むのが普通です。

もともと”紙”には「がみ」という読み方はないですし、”毛”にも「げ」という読み方は存在しません。

ですが日本語では連濁によって後ろの語頭が清音から濁音に変わるため、
「手紙（てがみ）」「綿毛（わたげ）」と濁らせて読んでいるのです。

ただすべての言葉が連濁によって濁音に変化するわけではないので、注意してください。

次の章で道標の意味について解説していきます。

道標（みちしるべ）は「道案内のために立てた標示物のこと/ある事の手引きとなるもの・人のこと」の意味として用いられています。

道標を「みちしるべ」と読むと上記のような意味になりますが、
「どうひょう」「みちじるし」と読むと「道案内のために立てた標示物」の意味のみとなります。

このように道標は「みちしるべ」「どうひょう」「みちじるし」のどれで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。

道標を用いた例文としては、「道標を頼りに進む」や、
「人生の道標（みちしるべ）となる」のような使い方で用いられています。

前者の例文は「道案内のために立てた標示物のこと」の意味で、
後者の例文は「ある事の手引きとなるもの・人のこと」の意味で使用しています。

以上が「道標の読み方と意味、”みちしるべ”と”どうひょう”正しいのは？」でした。

これまで説明したことをまとめますと、