さて日常的に使われるもので「無垢」という言葉があります。
この無垢に使用されている漢字(特に”垢”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは無垢の読み方と意味、「むく」と「むあか」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.無垢の正しい読み方は「むく」「むあか」?
では無垢の正しい読み方は、「むく」「むあか」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、無垢の正しい読み方は「むく」になります。
無垢の”垢”は「あか」「く」と読むことができますが、
無垢は「むく」と読むのが正しく、「むあか」と読むのは間違いです。
また無垢(むく)のように「無(む)」が用いられている言葉には、
「有無(うむ)・無縁(むえん)・皆無(かいむ)・無益(むえき)」などがあります。
無垢(むく)のように「垢(く)」が用いられている言葉には、
「罪垢(ざいく)・離垢(りく)・白無垢(しろむく)・金無垢(きんむく)」などがあります。
次の章で無垢の意味と類義語について解説していきます。
2.無垢の意味と類義語について
では無垢の意味と類義語について見ていきましょう。
まず無垢は「心身が汚れていないこと/煩悩(ぼんのう)を離れて穢(けが)れのないこと/混じり気のないこと/全体が無地で色の混じらない衣服のこと」の意味として用いられています。
無垢を用いた例文としては、「純真無垢な男の子」や、「白無垢の花嫁衣装」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「心身が汚れていないこと」の意味で、後者の例文は「全体が無地で色の混じらない衣服のこと」の意味で使用しています。
また無垢の類義語としては、「純粋(じゅんすい)・純情(じゅんじょう)・清純(せいじゅん)・無邪気(むじゃき)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても無垢と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「無垢の読み方と意味、”むく”と”むあか”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 無垢の正しい読み方は「むく」で、「むあか」は間違い。
- 無垢は「心身が汚れていないこと/煩悩を離れて穢れのないこと/混じり気のないこと/全体が無地で色の混じらない衣服のこと」の意味。
- 無垢の類義語には、「純粋・純情・清純・無邪気」などがある。