さて日常的に使われることはあまりないですが、「御霊」という言葉があります。
この御霊に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
御霊がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは御霊の読み方と意味、「みたま」と「おれい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.御霊の正しい読み方は「みたま」「おれい」?
では御霊の正しい読み方は、「みたま」「おれい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、御霊の正しい読み方は「みたま」「ごりょう」になります。
御霊の”御”は「み」「お」「ご」「ぎょ」、”霊”は「れい」「たま」「りょう」と読むことができますが、御霊は「みたま」「ごりょう」と読むのが正しく、「おれい」と読むのは間違いです。
ただ一般的には御霊は「みたま」と読むことがほとんどです。
また御霊(みたま)のように「霊(たま)」が用いられている言葉には、
「霊屋(たまや)・霊棚(たまだな)・御霊代(みたましろ)・御霊屋(おたまや)」などがあります。
御霊(ごりょう)のように「霊(りょう)」が用いられている言葉には、
「怨霊(おんりょう)・悪霊(あくりょう)・生霊(いきりょう)・死霊(しりょう)」などがあります。
次の章で御霊の意味と類義語について解説していきます。
2.御霊の意味と類義語について
では御霊の意味と類義語について見ていきましょう。
まず御霊は「死者の霊魂の尊敬語のこと」の意味として用いられています。
御霊を用いた例文としては、「これは御霊の所業だ」や、
「御霊を鎮め祭るための場所」のような使い方で用いられています。
また御霊の類義語としては、「神霊(しんれい)・精霊(せいれい)・聖霊(せいれい)・心霊(しんれい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても御霊と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「御霊の読み方と意味、”みたま”と”おれい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 御霊の正しい読み方は「みたま」「ごりょう」の両方で、「おれい」は間違い。
- 御霊は「死者の霊魂の尊敬語のこと」の意味。
- 御霊の類義語には、「神霊・精霊・聖霊・心霊」などがある。