結論から言ってしまうと、御影の正しい読み方は「みかげ」「ごえい」「ぎょえい」「みえい」になります。
御影の”御”は「み」「ご」「お」「ぎょ」、”影”は「かげ」「えい」と読むことができます。
一般的には御影は「みかげ」と読むことがほとんどです。
ただ御影は「みかげ」「ごえい」「ぎょえい」「みえい」のどれで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また御影(みかげ)のように「御(み)」が用いられている言葉には、
「御門(みかど)・御輿(みこし)・御子(みこ)・御霊(みたま)」などがあります。
御影(ごえい)のように「御(ご)」が用いられている言葉には、
「姉御(あねご)・供御(くご)・御幸(ごこう)・御前(ごぜん)」などがあります。
御影(ぎょえい)のように「御(ぎょ)」が用いられている言葉には、
「御苑(ぎょえん)・御者(ぎょしゃ)・御意(ぎょい)・御名(ぎょめい)」などがあります。
次の章で御影の意味について解説していきます。
御影(みかげ)は「神霊のこと/死んだ人の姿や肖像のこと」の意味として用いられています。
御影を「みかげ」と読むと上記のような意味になりますが、
「ごえい」「ぎょえい」「みえい」と読むとそれぞれ下記のような意味となります。
御影は「ごえい」と読むと「神仏・貴人の画像や木像」、「ぎょえい」と読むと「天皇・三后・皇太子などの写真」、「みえい」と読むと「肖像を敬っていう語」の意味になります。
このように御影は「みかげ」「ごえい」「ぎょえい」「みえい」のどれで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
また御影の類義語としては、「似顔絵(にがおえ)・影像(えいぞう)・人物像(じんぶつぞう)・真影(しんえい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても御影と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「御影の読み方と意味、”みかげ”と”ごえい”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど