さて日常的に使われるもので「賄う」という言葉があります。
この賄うに使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは賄うの読み方と意味、「まかなう」と「あがなう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.賄うの正しい読み方は「まかなう」「あがなう」?
では賄うの正しい読み方は、「まかなう」「あがなう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、賄うの正しい読み方は「まかなう」になります。
賄うの”賄”は「まかな(う)」「わい」と読むことはできますが、
「あがな(う)」と読むことはできないので、賄うを「あがなう」と読むのは間違いです。
「あがなう」というのは、”購う・贖う”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で賄うの意味と類義語について解説していきます。
2.賄うの意味と類義語について
では賄うの意味と類義語について見ていきましょう。
まず賄うは「限られた範囲内で処理すること/食事などを調(ととの)えて出すこと」の意味として用いられています。
賄うを用いた例文としては、「1万円で何とか賄う」や、
「3人分の昼食を賄う」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「限られた範囲内で処理すること」の意味で、
後者の例文は「食事などを調えて出すこと」の意味で使用しています。
また賄うの類義語としては、「対処(たいしょ)・善処(ぜんしょ)・収拾(しゅうしゅう)・対応(たいおう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても賄うと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「賄うの読み方と意味、”まかなう”と”あがなう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 賄うの正しい読み方は「まかなう」で、「あがなう」は間違い。
- 賄うは「限られた範囲内で処理すること/食事などを調えて出すこと」の意味。
- 賄うの類義語には、「対処・善処・収拾・対応」などがある。