さて日常的に使われるもので「発赤」という言葉があります。
この発赤に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
発赤がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは発赤の読み方と意味、「ほっせき」と「はっせき」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
１．発赤の正しい読み方は「ほっせき」「はっせき」？
では発赤の正しい読み方は、「ほっせき」「はっせき」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、発赤の正しい読み方は「ほっせき」「はっせき」の両方になります。
発赤の”発”は「ほつ」「はつ」、”赤”は「あか」「せき」と読むことができます。
ただ一般的には発赤は「ほっせき」と読むことがほとんどです。
また発赤の”発”の読み方は「はつ」「ほつ」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「はっ」「ほっ」という読み方をすることはできません。
発赤のように「はつせき」「ほつせき」ではなく、「はっせき」「ほっせき」と変化して読むのは、日本語の「促音化（そくおんか）」と呼ばれているものです。
促音化とは、”２つの語が結びついて１つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語（カ行・サ行・タ行・パ行）の前に付いた音が「っ」（これを促音という）に変化する現象のこと”を言います。
発赤であれば、発（はつ・ほつ）＋赤（せき）なので、赤（後ろの語）の前に付いた音である”つ”が促音の”っ”に変化します。
例えば「楽器（がっき）」や「切削（せっさく）」は促音化なしで読むと、
「がくき」や「せつさく」と読むのが普通です。
もともと”楽”には「がっ」という読み方はないですし、”切”にも「せっ」という読み方は存在しません。
ですが日本語では促音化によって促音（「っ」）に変化するため、
「楽（がっ）」「切（せっ）」と変化させて読んでいるのです。
ただすべての言葉が促音化によって促音（「っ」）に変化するわけではないので、注意してください。
次の章で発赤の意味と類義語について解説していきます。
２．発赤の意味と類義語について
では発赤の意味と類義語について見ていきましょう。
まず発赤は「炎症などにより皮膚が赤くなること」の意味として用いられています。
発赤を用いた例文としては、「発赤を軽減する薬を使う」や、
「発赤を引き起こす」のような使い方で用いられています。
また発赤の類義語としては、「炎症（えんしょう）・浮腫（ふしゅ）・面皰（にきび）・汗疹（あせも）」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても発赤と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「発赤の読み方と意味、”ほっせき”と”はっせき”正しいのは？」でした。
３．まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 発赤の正しい読み方は「ほっせき」「はっせき」の両方。
- 発赤は「炎症などにより皮膚が赤くなること」の意味。
- 発赤の類義語には、「炎症・浮腫・面皰・汗疹」などがある。