さて日常的に使われることはあまりないですが、「牡馬」という言葉があります。
この牡馬に使用されている漢字(特に”牡”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは牡馬の読み方と意味、「ぼば」と「ぼくば」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.牡馬の正しい読み方は「ぼば」「ぼくば」?
では牡馬の正しい読み方は、「ぼば」「ぼくば」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、牡馬の正しい読み方は「ぼば」「おすうま」「おうま」「おま」になります。
牡馬の”牡”は「おす」「お」「ぼ」「ぼう」、”馬”は「うま」「ま」「ば」と読むことはできますが、”牡”は「ぼく」と読むことはできないので、牡馬を「ぼくば」と読むのは間違いです。
(牡馬の”牡(ぼ)”という字は、”牧(ぼく)”という字に似ているため注意が必要)
ただ一般的には牡馬は「ぼば」と読むことがほとんどです。
また牡馬(ぼば)のように「牡(ぼ)」が用いられている言葉には、
「牡蠣(ぼれい)・牝牡(ひんぼ)・牡丹(ぼたん)」などがあります。
牡馬(ぼば)のように「馬(ば)」が用いられている言葉には、
「河馬(かば)・汗馬(かんば)・競馬(けいば)・馬鹿(ばか)」などがあります。
次の章で牡馬の意味と類義語について解説していきます。
2.牡馬の意味と類義語について
では牡馬の意味と類義語について見ていきましょう。
まず牡馬は「牡(おす)の馬のこと」の意味として用いられています。
牡馬を用いた例文としては、「とても元気な牡馬だ」や、
「牡馬と牝馬(ひんば)」のような使い方で用いられています。
また牡馬の類義語としては、「牝馬(ひんば)・種牡馬(しゅぼば)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても牡馬と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「牡馬の読み方と意味、”ぼば”と”ぼくば”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 牡馬の正しい読み方は「ぼば」「おすうま」「おうま」「おま」で、「ぼくば」は間違い。
- 牡馬は「牡の馬のこと」の意味。
- 牡馬の類義語には、「牝馬・種牡馬」などがある。