さて日常的に使われることはあまりないですが、「勾玉」という言葉があります。
この勾玉に使用されている漢字(特に”勾”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは勾玉の読み方と意味、「まがたま」と「こうぎょく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.勾玉の正しい読み方は「まがたま」「こうぎょく」?
では勾玉の正しい読み方は、「まがたま」「こうぎょく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、勾玉の正しい読み方は「まがたま」になります。
勾玉の”勾”は「ま(が)」「こう」、”玉”は「たま」「ぎょく」と読むことができますが、勾玉は「まがたま」と読むのが正しく、「こうぎょく」と読むのは間違いです。
「こうぎょく」というのは、”紅玉(こうぎょく)”と書き表されるため注意が必要です。
また勾玉(まがたま)のように「勾(まが)」が用いられている言葉は、勾玉の他には見つけることができませんでした。
勾玉(まがたま)のように「玉(たま)」が用いられている言葉には、
「白玉(しらたま)・玉串(たまぐし)・玉葱(たまねぎ)・玉算(たまざん)」などがあります。
次の章で勾玉の意味と類義語について解説していきます。
2.勾玉の意味と類義語について
では勾玉の意味と類義語について見ていきましょう。
まず勾玉は「古代、日本で装身具に使われていた、湾曲(わんきょく)した玉のこと」の意味として用いられています。
勾玉の材料には、瑪瑙(めのう)・翡翠(ひすい)・水晶などの鉱物が使用されていました。
また勾玉の類義語としては、「数珠(じゅず)・宝玉(ほうぎょく)・紅玉(こうぎょく)・ロザリオ」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても勾玉と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「勾玉の読み方と意味、”まがたま”と”こうぎょく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 勾玉の正しい読み方は「まがたま」で、「こうぎょく」は間違い。
- 勾玉は「古代、日本で装身具に使われていた、湾曲した玉のこと」の意味。
- 勾玉の類義語には、「数珠・宝玉・紅玉・ロザリオ」などがある。