さて日常的に使われるもので「別棟」という言葉があります。
この別棟に使用されている漢字(特に”棟”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは別棟の読み方と意味、「べっとう」と「べつむね」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.別棟の正しい読み方は「べっとう」「べつむね」?
では別棟の正しい読み方は、「べっとう」「べつむね」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、別棟の正しい読み方は「べつむね」になります。
別棟の”棟”は「むね」「とう」と読むことができますが、
別棟は「べつむね」と読むのが正しく、「べっとう」と読むのは間違いです。
また別棟(べつむね)のように「別(べつ)」が用いられている言葉には、
「分別(ふんべつ)・大別(たいべつ)・区別(くべつ)・判別(はんべつ)」などがあります。
別棟(べつむね)のように「棟(むね)」が用いられている言葉には、
「棟瓦(むねがわら)・寄棟(よせむね)・棟札(むねふだ)・芝棟(しばむね)」などがあります。
次の章で別棟の意味と類義語について解説していきます。
2.別棟の意味と類義語について
では別棟の意味と類義語について見ていきましょう。
まず別棟は「同じ敷地内で棟(むね)が別になっている建物のこと」の意味として用いられています。
別棟を用いた例文としては、「別棟として造られた建物」や、
「本殿とは別棟の礼堂」のような使い方で用いられています。
また別棟の類義語としては、「別館(べっかん)・納屋(なや)・別邸(べってい)・別荘(べっそう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても別棟と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「別棟の読み方と意味、”べっとう”と”べつむね”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 別棟の正しい読み方は「べつむね」で、「べっとう」は間違い。
- 別棟は「同じ敷地内で棟が別になっている建物のこと」の意味。
- 別棟の類義語には、「別館・納屋・別邸・別荘」などがある。