さて日常的に使われるもので「分水嶺」という言葉があります。
この分水嶺に使用されている漢字(特に”嶺”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは分水嶺の読み方と意味、「ぶんすいりょう」と「ぶんすいれい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.分水嶺の正しい読み方は「ぶんすいりょう」「ぶんすいれい」?
では分水嶺の正しい読み方は、「ぶんすいりょう」「ぶんすいれい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、分水嶺の正しい読み方は「ぶんすいれい」になります。
分水嶺の”嶺”は「れい」「りょう」と読むことができますが、分水嶺は「ぶんすいれい」と読むのが正しく、「ぶんすいりょう」と読むのは間違いです。
また分水嶺(ぶんすいれい)のように「嶺(れい)」が用いられている言葉には、
「北嶺(ほくれい)・海嶺(かいれい)・銀嶺(ぎんれい)・嶺雲(れいうん)」などがあります。
次の章で分水嶺の意味と類義語について解説していきます。
2.分水嶺の意味と類義語について
では分水嶺の意味と類義語について見ていきましょう。
まず分水嶺は「物事の成り行きが決まる分かれ目のこと/分水界となっている山脈のこと」の意味として用いられています。
分水界(ぶんすいかい)というのは、”雨水の流れる方向を分けている境界のこと”です。
分水嶺を用いた例文としては、「生と死の分水嶺」や、
「分水嶺となっている山脈」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「物事の成り行きが決まる分かれ目のこと」の意味で、
後者の例文は「分水界となっている山脈のこと」の意味で使用しています。
また分水嶺の類義語としては、「分岐点(ぶんきてん)・岐路(きろ)・転機(てんき)・境界(きょうかい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても分水嶺と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「分水嶺の読み方と意味、”ぶんすいりょう”と”ぶんすいれい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 分水嶺の正しい読み方は「ぶんすいれい」で、「ぶんすいりょう」は間違い。
- 分水嶺は「物事の成り行きが決まる分かれ目のこと/分水界となっている山脈のこと」の意味。
- 分水嶺の類義語には、「分岐点・岐路・転機・境界」などがある。