さて日常的に使われるもので「偏重」という言葉があります。
この偏重に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
偏重がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは偏重の読み方と意味、「へんちょう」と「へんじゅう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.偏重の正しい読み方は「へんちょう」「へんじゅう」?
では偏重の正しい読み方は、「へんちょう」「へんじゅう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、偏重の正しい読み方は「へんちょう」になります。
偏重の”偏”は「かたよ(る)」「へん」、”重”は「おも(い)」「じゅう」「ちょう」と読むことができますが、偏重は「へんちょう」と読むのが正しく、「へんじゅう」と読むのは間違いです。
また偏重(へんちょう)のように「偏(へん)」が用いられている言葉には、
「偏狭(へんきょう)・偏屈(へんくつ)・偏食(へんしょく)・偏見(へんけん)」などがあります。
偏重(へんちょう)のように「重(ちょう)」が用いられている言葉には、
「軽重(けいちょう)・貴重(きちょう)・慎重(しんちょう)・尊重(そんちょう)」などがあります。
次の章で偏重の意味と類義語について解説していきます。
2.偏重の意味と類義語について
では偏重の意味と類義語について見ていきましょう。
まず偏重は「ある方面だけを特別に重んじること」の意味として用いられています。
偏重を用いた例文としては、「成績を偏重する」や、
「いまは学歴偏重の社会だ」のような使い方で用いられています。
また偏重の類義語としては、「尊重(そんちょう)・大事(だいじ)・優遇(ゆうぐう)・偏向(へんこう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても偏重と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「偏重の読み方と意味、”へんちょう”と”へんじゅう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 偏重の正しい読み方は「へんちょう」で、「へんじゅう」は間違い。
- 偏重は「ある方面だけを特別に重んじること」の意味。
- 偏重の類義語には、「尊重・大事・優遇・偏向」などがある。