さて日常的に使われるもので「筆舌」という言葉があります。
この筆舌に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
筆舌がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは筆舌の読み方と意味、「ひつぜつ」と「ふでじた」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.筆舌の正しい読み方は「ひつぜつ」「ふでじた」?
では筆舌の正しい読み方は、「ひつぜつ」「ふでじた」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、筆舌の正しい読み方は「ひつぜつ」になります。
筆舌の”筆”は「ふで」「ひつ」、”舌”は「した」「ぜつ」と読むことができますが、筆舌は「ひつぜつ」と読むのが正しく、「ふでじた」と読むのは間違いです。
また筆舌(ひつぜつ)のように「筆(ひつ)」が用いられている言葉には、
「才筆(さいひつ)・毛筆(もうひつ)・代筆(だいひつ)・加筆(かひつ)」などがあります。
筆舌(ひつぜつ)のように「舌(ぜつ)」が用いられている言葉には、
「口舌(くぜつ)・湿舌(しつぜつ)・饒舌(じょうぜつ)・弁舌(べんぜつ)」などがあります。
次の章で筆舌の意味と類義語について解説していきます。
2.筆舌の意味と類義語について
では筆舌の意味と類義語について見ていきましょう。
まず筆舌は「書くことと話すこと。文章と言葉のこと」の意味として用いられています。
筆舌を用いた例文としては、「筆舌に尽くし難(がた)い」や、
「あの美しい光景は筆舌の及ぶ所になかった」のような使い方で用いられています。
”筆舌に尽くし難い”というのはことわざで、「文章や言葉では表現のしようがないこと」を意味しています。
また筆舌の類義語としては、「描写(びょうしゃ)・形容(けいよう)・表現(ひょうげん)・饒舌(じょうぜつ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても筆舌と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「筆舌の読み方と意味、”ひつぜつ”と”ふでじた”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 筆舌の正しい読み方は「ひつぜつ」で、「ふでじた」は間違い。
- 筆舌は「書くことと話すこと。文章と言葉のこと」の意味。
- 筆舌の類義語には、「描写・形容・表現・饒舌」などがある。