さて日常的に使われるもので「俯瞰」という言葉があります。
この俯瞰に使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは俯瞰の読み方と意味、「ふかん」と「ふけん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.俯瞰の正しい読み方は「ふかん」「ふけん」?
では俯瞰の正しい読み方は、「ふかん」「ふけん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、俯瞰の正しい読み方は「ふかん」になります。
俯瞰の”瞰”は「かん」と読むことはできますが、「けん」と読むことはできないので、俯瞰を「ふけん」と読むのは間違いです。
また俯瞰(ふかん)のように「俯(ふ)」が用いられている言葉には、
「俯角(ふかく)・俯仰(ふぎょう)・俯伏(ふふく)」があります。
俯瞰(ふかん)のように「瞰(かん)」が用いられている言葉には、
「瞰視(かんし)・瞰臨(かんりん)・鳥瞰(ちょうかん)・瞰下(かんか)」などがあります。
次の章で俯瞰の意味と類義語について解説していきます。
2.俯瞰の意味と類義語について
では俯瞰の意味と類義語について見ていきましょう。
まず俯瞰は「高い所から見下ろすこと」の意味として用いられています。
俯瞰を用いた例文としては、「俯瞰して見る」や、
「屋上から市内を俯瞰する」のような使い方で用いられています。
また俯瞰の類義語としては、「鳥瞰(ちょうかん)・遠望(えんぼう)・展望(てんぼう)・達観(たっかん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても俯瞰と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「俯瞰の読み方と意味、”ふかん”と”ふけん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 俯瞰の正しい読み方は「ふかん」で、「ふけん」は間違い。
- 俯瞰は「高い所から見下ろすこと」の意味。
- 俯瞰の類義語には、「鳥瞰・遠望・展望・達観」などがある。