結論から言ってしまうと、翻るの正しい読み方は「ひるがえる」になります。
翻るの”翻”は「ひるがえ(る)」「ほん」と読むことはできますが、
「くつがえ(る)」と読むことはできないので、翻るを「くつがえる」と読むのは間違いです。
「くつがえる」というのは、”覆る”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で翻るの意味について解説していきます。
翻るは「面が反対になること/考えや態度を反対の方に急に変わること/ひらひらと動くこと」の意味として用いられています。
翻るを用いた例文としては、「決心が翻る」や、
「風で旗が翻る」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「考えや態度が反対の方に急に変わること」の意味で、
後者の例文は「ひらひらと動くこと」の意味で使用しています。
また翻るの類義語としては、「倒錯(とうさく)・反転(はんてん)・矛盾(むじゅん)・覆る(くつがえす)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても翻ると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「翻るの読み方と意味、”ひるがえる”と”くつがえる”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど