さて日常的に使われることはあまりないですが、「逢着」という言葉があります。
この逢着に使用されている漢字(特に”逢”)は普段はあまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは逢着の読み方と意味、「そうちゃく」と「ほうちゃく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.逢着の正しい読み方は「そうちゃく」「ほうちゃく」?
では逢着の正しい読み方は、「そうちゃく」「ほうちゃく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、逢着の正しい読み方は「ほうちゃく」になります。
逢着の”逢”は「あ(う)」「ほう」と読むことはできますが、
「そう」と読むことはできないので、逢着を「そうちゃく」と読むのは間違いです。
また逢着(ほうちゃく)のように「逢(ほう)」が用いられている言葉は、
逢着の他には「遭逢(そうほう)」しか見つけることができませんでした。
逢着(ほうちゃく)のように「着(ちゃく)」が用いられている言葉には、
「着地(ちゃくち)・先着(せんちゃく)・付着(ふちゃく)・決着(けっちゃく)」などがあります。
次の章で逢着の意味と類義語について解説していきます。
2.逢着の意味と類義語について
では逢着の意味と類義語について見ていきましょう。
まず逢着は「ある事態や場面に出あうこと。出くわすこと」の意味として用いられています。
逢着を用いた例文としては、「難問に逢着する」や、
「彼は世の中に真理に逢着した」のような使い方で用いられています。
また逢着の類義語としては、「遭遇(そうぐう)・直面(ちょくめん)・邂逅(かいこう)・対峙(たいじ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても逢着と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「逢着の読み方と意味、”そうちゃく”と”ほうちゃく”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 逢着の正しい読み方は「ほうちゃく」で、「そうちゃく」は間違い。
- 逢着は「ある事態や場面に出あうこと。出くわすこと」の意味。
- 逢着の類義語には、「遭遇・直面・邂逅・対峙」などがある。