花園の読み方と意味、「かえん」と「はなぞの」正しいのは?

 

さて日常的に使われるもので「花園」という言葉があります。

 

この花園に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
花園がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは花園の読み方と意味、「かえん」と「はなぞの」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.花園の正しい読み方は「かえん」「はなぞの」?

 

では花園の正しい読み方は、「かえん」「はなぞの」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、花園の正しい読み方は「かえん」「はなぞの」の両方になります

 

花園の”花”は「はな」「か」、”園”は「その」「えん」と読むことができます。

 

 

 

一般的には花園は「はなぞの」と読むことがほとんどです。

 

ただ花園は「かえん」「はなぞの」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。

 

(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)

 

 

 

また”園”の読み方は「その」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「ぞの」という読み方をすることはできません。

 

花園のように「はなその」ではなく、「はなぞの」と濁って読むのは、日本語の「連濁(れんだく)」と呼ばれているものです

 

 

連濁とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。

 

花園であれば、花(はな)+園(その)なので、園(後ろの語)の語頭である清音の”そ”が濁音の”ぞ”に変化します。

 

 

 

例えば「手紙(てがみ)」や「綿毛(わたげ)」は連濁なしで読むと、
「てかみ」や「わたけ」と読むのが普通です。

 

もともと”紙”には「がみ」という読み方はないですし、”毛”にも「げ」という読み方は存在しません

 

 

ですが日本語では連濁によって後ろの語頭が清音から濁音に変わるため、
「手紙(てがみ)」「綿毛(わたげ)」と濁らせて読んでいるのです。

 

ただすべての言葉が連濁によって濁音に変化するわけではないので、注意してください。

 

 

次の章で花園の意味と類義語について解説していきます。

 

2.花園の意味と類義語について

 

では花園の意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず花園(かえん)は「草花を多く植えてある庭園のこと」の意味として用いられています。

 

 

花園を「かえん」と読むと上記のような意味になりますが、
「はなぞの」と読むと上記の他に、「全国高校ラグビー大会のこと」の意味も含まれます

 

これは全国高校ラグビー大会の会場が大阪府の花園ラグビー場であることから、この大会のことを指して”花園(はなぞの)”と呼ばれるようになりました。

 

このように花園は「かえん」「はなぞの」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

花園を用いた例文としては、「花園は花の香りで満たされている」や、
「花園(はなぞの)を目指す学生達」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「草花を多く植えてある庭園」の意味で、
後者の例文は「全国高校ラグビー大会」の意味で使用しています。

 

 

 

また花園の類義語としては、「庭園(ていえん)・花畑(はなばたけ)・花陰(かいん)・外苑(がいえん)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても花園と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「花園の読み方と意味、”かえん”と”はなぞの”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ