さて日常的に使われるもので「翻す」という言葉があります。
この翻すに使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは翻すの読み方と意味、「ひるがえす」と「くつがえす」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.翻すの正しい読み方は「ひるがえす」「くつがえす」?
では翻すの正しい読み方は、「ひるがえす」「くつがえす」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、翻すの正しい読み方は「ひるがえす」になります。
翻すの”翻”は「ひるがえ(す)」「ほん」と読むことはできますが、
「くつがえ(す)」と読むことはできないので、翻すを「くつがえす」と読むのは間違いです。
「くつがえす」というのは、”覆す”と書き表されるため注意が必要です。
次の章で翻すの意味と類義語について解説していきます。
2.翻すの意味と類義語について
では翻すの意味と類義語について見ていきましょう。
まず翻すは「面が反対になるようにすること/考えや態度を反対の方に急に変えること/体をおどらせること/ひらひらさせること」の意味として用いられています。
翻すを用いた例文としては、「彼は手を翻す」や、
「前言を翻す」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「面が反対になるようにすること」の意味で、
後者の例文は「考えや態度を反対の方に急に変えること」の意味で使用しています。
また翻すの類義語としては、「倒錯(とうさく)・反転(はんてん)・矛盾(むじゅん)・覆す(くつがえす)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても翻すと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「翻すの読み方と意味、”ひるがえす”と”くつがえす”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 翻すの正しい読み方は「ひるがえす」で、「くつがえす」は間違い。
- 翻すは「面が反対になるようにすること/考えや態度を反対の方に急に変えること/体をおどらせること/ひらひらさせること」の意味。
- 翻すの類義語には、「倒錯・反転・矛盾・覆す」などがある。