さて日常的に使われるもので「罷免」という言葉があります。
この罷免に使用されている漢字(特に”罷”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは罷免の読み方と意味、「ひめん」と「のうめん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.罷免の正しい読み方は「ひめん」「のうめん」?
では罷免の正しい読み方は、「ひめん」「のうめん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、罷免の正しい読み方は「ひめん」になります。
罷免の”罷”は「まか(る)」「ひ」と読むことはできますが、「のう」と読むことはできないので、罷免を「のうめん」と読むのは間違いです。
罷免の”罷(ひ)”という字は、”能(のう)”という字に似ているため注意が必要です。
また罷免(ひめん)のように「罷(ひ)」が用いられている言葉には、
「罷業(ひぎょう)・罷工(ひこう)・罷弊(ひへい)・廃罷(はいひ)」などがあります。
罷免(ひめん)のように「免(めん)」が用いられている言葉には、
「免疫(めんえき)・免税(めんぜい)・免許(めんきょ)・免責(めんせき)」などがあります。
次の章で罷免の意味と類義語について解説していきます。
2.罷免の意味と類義語について
では罷免の意味と類義語について見ていきましょう。
まず罷免は「公務員の職を強制的に辞めさせること」の意味として用いられています。
罷免を用いた例文としては、「大臣を罷免する」や、
「彼の罷免を要求する」のような使い方で用いられています。
また罷免の類義語としては、「免職(めんしょく)・解職(かいしょく)・解雇(かいこ)・辞職(じしょく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても罷免と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「罷免の読み方と意味、”ひめん”と”のうめん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 罷免の正しい読み方は「ひめん」で、「のうめん」は間違い。
- 罷免は「公務員の職を強制的に辞めさせること」の意味。
- 罷免の類義語には、「免職・解職・解雇・辞職」などがある。