さて日常的に使われるもので「煩雑」という言葉があります。
この煩雑に使用されている漢字(特に”煩”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは煩雑の読み方と意味、「はんざつ」と「ぼんざつ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.煩雑の正しい読み方は「はんざつ」「ぼんざつ」?
では煩雑の正しい読み方は、「はんざつ」「ぼんざつ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、煩雑の正しい読み方は「はんざつ」になります。
煩雑の”煩”は「わずら(わしい)」「はん」「ぼん」と読むことができますが、煩雑は「はんざつ」と読むのが正しく、「ぼんざつ」と読むのは間違いです。
また煩雑(はんざつ)のように「煩(はん)」が用いられている言葉には、
「煩多(はんた)・煩累(はんるい)・煩労(はんろう)・煩瑣(はんさ)」などがあります。
煩雑(はんざつ)のように「雑(ざつ)」が用いられている言葉には、
「乱雑(らんざつ)・混雑(こんざつ)・粗雑(そざつ)・雑音(ざつおん)」などがあります。
次の章で煩雑の意味と類義語について解説していきます。
2.煩雑の意味と類義語について
では煩雑の意味と類義語について見ていきましょう。
まず煩雑は「事柄が多く、複雑で面倒くさいこと」の意味として用いられています。
煩雑を用いた例文としては、「煩雑な手続きを行う」や、
「煩雑な規約に目を通す」のような使い方で用いられています。
また煩雑の類義語としては、「冗長(じょうちょう)・複雑(ふくざつ)・乱雑(らんざつ)・手間(てま)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても煩雑と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「煩雑の読み方と意味、”はんざつ”と”ぼんざつ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 煩雑の正しい読み方は「はんざつ」で、「ぼんざつ」は間違い。
- 煩雑は「事柄が多く、複雑で面倒くさいこと」の意味。
- 煩雑の類義語には、「冗長・複雑・乱雑・手間」などがある。