結論から言ってしまうと、氾濫の正しい読み方は「はんらん」になります。
氾濫の”濫”は「らん」と読むことはできますが、「かん」と読むことはできないので、氾濫を「はんかん」と読むのは間違いです。
また氾濫(はんらん)のように「氾(はん)」が用いられている言葉には、
「主犯(しゅはん)・犯意(はんい)・防犯(ぼうはん)・事犯(じはん)」などがあります。
氾濫(はんらん)のように「濫(らん)」が用いられている言葉には、
「濫造(らんぞう)・濫発(らんぱつ)・濫獲(らんかく)・濫用(らんよう)」などがあります。
次の章で氾濫の意味と類義語について解説していきます。
氾濫は「河川などの水量が増えて堤防から溢れ出ること/好ましくないものが世の中に多く出回ること」の意味として用いられています。
氾濫を用いた例文としては、「台風で川が氾濫した」や、
「悪書が氾濫している」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「河川などの水量が増えて堤防から溢れ出ること」の意味で、
後者の例文は「好ましくないものが世の中に多く出回ること」の意味で使用しています。
ただ一般的には氾濫は前者の意味で用いられることがほとんどです。
また氾濫の類義語としては、「洪水(こうずい)・満水(まんすい)・蔓延(まんえん)・横行(おうこう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても氾濫と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「氾濫の読み方と意味、”はんかん”と”はんらん”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>