さて日常的に使われるもので「歪み」という言葉があります。
この歪みに使用されている漢字は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは歪みの読み方と意味、「ゆがみ」と「ひずみ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.歪みの正しい読み方は「ゆがみ」「ひずみ」?
では歪みの正しい読み方は、「ゆがみ」「ひずみ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、歪みの正しい読み方は「ゆがみ」「ひずみ」の両方になります。
歪みの”歪”は「ゆが(む)」「ひず(む)」「いびつ」「わい」と読むことができます。
一般的には歪みは「ゆがみ」と読むことが多いです。
ただ歪みは「ゆがみ」「ひずみ」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
次の章で歪みの意味と類義語について解説していきます。
2.歪みの意味と類義語について
では歪みの意味と類義語について見ていきましょう。
まず歪み(ゆがみ)は「曲がっていること/心の正しくないこと」の意味として用いられています。
歪みを「ゆがみ」と読むと上記のような意味になりますが、「ひずみ」と読むと「曲がっていること/物体に外力が加わったときに起こる、形・体積などの変化/ある事の結果として現れた悪い影響」の意味となります。
このように歪みは「ゆがみ」「ひずみ」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
歪みを用いた例文としては、「心の歪(ゆが)みが原因だ」や、
「高度経済成長の歪(ひず)みによるものだ」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「心の正しくないこと」の意味で、
後者の例文は「ある事の結果として現れた悪い影響」の意味で使用しています。
また歪みの類義語としては、「歪曲(わいきょく)・屈折(くっせつ)・不均衡(ふきんこう)・ねじれ」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても歪みと意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「歪みの読み方と意味、”ゆがみ”と”ひずみ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 歪みの正しい読み方は「ゆがみ」「ひずみ」の両方。
- 歪み(ゆがみ)は「曲がっていること/心の正しくないこと」の意味。
- 歪み(ひずみ)は「曲がっていること/物体に外力が加わったときに起こる、形・体積などの変化のこと/ある事の結果として現れた悪い影響のこと」の意味。
- 歪みの類義語には、「歪曲・屈折・不均衡・ねじれ」などがある。