さて日常的に使われることはほとんどないですが、「晩鐘」という言葉があります。
この晩鐘に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
晩鐘がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは晩鐘の読み方と意味、「ばんどう」と「ばんしょう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.晩鐘の正しい読み方は「ばんどう」「ばんしょう」?
では晩鐘の正しい読み方は、「ばんどう」「ばんしょう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、晩鐘の正しい読み方は「ばんしょう」になります。
晩鐘の”鐘”は「かね」「しょう」と読むことはできますが、
「どう」と読むことはできないので、晩鐘を「ばんどう」と読むのは間違いです。
また晩鐘(ばんしょう)のように「晩(ばん)」が用いられている言葉には、
「晩酌(ばんしゃく)・晩景(ばんけい)・晩秋(ばんしゅう)・晩婚(ばんこん)」などがあります。
晩鐘(ばんしょう)のように「鐘(しょう)」が用いられている言葉には、
「半鐘(はんしょう)・警鐘(けいしょう)・弔鐘(ちょうしょう)・鐘鼓(しょうこ)」などがあります。
次の章で晩鐘の意味と類義語について解説していきます。
2.晩鐘の意味と類義語について
では晩鐘の意味と類義語について見ていきましょう。
まず晩鐘は「夕方に鳴らす寺院・教会の鐘の音のこと」の意味として用いられています。
晩鐘を用いた例文としては、「三井(みい)の晩鐘」や、
「晩鐘が鳴り響く」のような使い方で用いられています。
また晩鐘の類義語としては、「暁鐘(ぎょうしょう)・半鐘(はんしょう)・警鐘(けいしょう)・早鐘(はやがね)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても晩鐘と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「晩鐘の読み方と意味、”ばんどう”と”ばんしょう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 晩鐘の正しい読み方は「ばんしょう」で、「ばんどう」は間違い。
- 晩鐘は「夕方に鳴らす寺院・教会の鐘の音のこと」の意味。
- 晩鐘の類義語には、「暁鐘・半鐘・警鐘・早鐘」などがある。