彼岸の読み方と意味、「ひがん」と「かれぎし」正しいのは?

 

さて日常的に使われるもので「彼岸」という言葉があります。

 

この彼岸に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
彼岸がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは彼岸の読み方と意味、「ひがん」と「かれぎし」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.彼岸の正しい読み方は「ひがん」「かれぎし」?

 

では彼岸の正しい読み方は、「ひがん」「かれぎし」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、彼岸の正しい読み方は「ひがん」になります

 

彼岸の”彼”は「かれ」「ひ」、”岸”は「きし」「がん」と読むことができますが、彼岸は「ひがん」と読むのが正しく、「かれぎし」と読むのは間違いです

 

 

 

また彼岸(ひがん)のように「彼(ひ)」が用いられている言葉には、
「彼我(ひが)・彼此(ひし)・海彼(かいひ)」があります。

 

彼岸(ひがん)のように「岸(がん)」が用いられている言葉には、
「岸壁(がんぺき)・沿岸(えんがん)・湾岸(わんがん)・護岸(ごがん)」などがあります。

 

 

次の章で彼岸の意味と類義語について解説していきます。

 

2.彼岸の意味と類義語について

 

では彼岸の意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず彼岸は「春分・秋分の日を中日(ちゅうにち)とする前後7日間のこと/仏教における悟りの境地のこと」の意味として用いられています。

 

 

例えば3月20日が春分(中日)だとすると、3月17日が”彼岸入り”で、3月23日が”彼岸明け”ということになります。

 

同様に9月22日が秋分(中日)だとすると、9月19日が”彼岸入り”で、9月25日が”彼岸明け”ということになります。

 

 

 

彼岸を用いた例文としては、「暑い寒いも彼岸まで」や、
「彼岸に導く教え」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「春分・秋分の日を中日とする前後7日間」の意味で、
後者の例文は「仏教における悟りの境地」の意味で使用しています。

 

 

 

また彼岸の類義語としては、「社日(しゃにち)・節分(せつぶん)・土用(どよう)・半夏生(はんげしょう)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても彼岸と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「彼岸の読み方と意味、”ひがん”と”かれぎし”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ