さて日常的に使われるもので「繁忙期」という言葉があります。
この繁忙期に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
繁忙期がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは繁忙期の読み方と意味、「はんぼうき」と「はんもうき」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.繁忙期の正しい読み方は「はんぼうき」「はんもうき」?
では繁忙期の正しい読み方は、「はんぼうき」「はんもうき」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、繁忙期の正しい読み方は「はんぼうき」になります。
繁忙期の”繁”は「しげ(る)」「はん」、”忙”は「いそが(しい)」「ぼう」「もう」と読むことができますが、繁忙期は「はんぼうき」と読むのが正しく、「はんもうき」と読むのは間違いです。
また繁忙期(はんぼうき)のように「繁(はん)」が用いられている言葉には、
「繁盛(はんじょう)・繁栄(はんえい)・繁華(はんか)・繁殖(はんしょく)」などがあります。
繁忙期(はんぼうき)のように「忙(ぼう)」が用いられている言葉には、
「多忙(たぼう)・忙中(ぼうちゅう)・忙殺(ぼうさつ)・煩忙(はんぼう)」などがあります。
次の章で繁忙期の意味と類義語について解説していきます。
2.繁忙期の意味と類義語について
では繁忙期の意味と類義語について見ていきましょう。
まず繁忙期は「客や注文などが多くて忙しい時期のこと」の意味として用いられています。
繁忙期の反対の意味を持つ言葉は、”閑散期(かんさんき)”と言い、「客や注文などが少なくて暇な時期のこと」を意味しています。
繁忙期を用いた例文としては、「来月から繁忙期に入る」や、
「繁忙期はさすがに休めない」のような使い方で用いられています。
また繁忙期の類義語としては、「多忙(たぼう)・忙中(ぼうちゅう)・激動(げきどう)・奔走(ほんそう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても繁忙期と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「繁忙期の読み方と意味、”はんぼうき”と”はんもうき”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 繁忙期の正しい読み方は「はんぼうき」で、「はんもうき」は間違い。
- 繁忙期は「客や注文などが多くて忙しい時期のこと」の意味。
- 繁忙期の類義語には、「多忙・忙中・激動・奔走」などがある。