結論から言ってしまうと、映えるの正しい読み方は「ばえる」「はえる」の両方になります。
映えるの”映”は「うつ(る)」「は(える)」「えい」と読むことができます。
一般的には映えるは「はえる」と読むことがほとんどです。
ただ映えるは「ばえる」「はえる」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また、もともと単体では映えるを「ばえる」と読むことはありませんでしたが、
”インスタ映(ば)え”という言葉が流行ってからは”映(ば)え”だけが独立して、一般的に「映(ば)える」という読み方についても定着していきました。
インスタ映えのように「インスタはえ」ではなく、「インスタばえ」と濁って読むのは、日本語の「連濁(れんだく)」と呼ばれているものです。
連濁とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。
インスタ映えであれば、インスタ+映え(はえ)なので、映え(後ろの語)の語頭である清音の”は”が濁音の”ば”に変化します。
このように連濁によりインスタ映えが「インスタ映(ば)え」と読まれるようになり、
その「映(ば)え」の部分だけが独立して「映(ば)える」という言葉が生まれたんですね。
次の章で映えるの意味について解説していきます。
映える(ばえる)は「(主にSNSなどで)写真や映像などが、ひときわ引き立って良く見えること」の意味として用いられています。
映えるを「ばえる」と読むと上記のような意味になりますが、
「はえる」と読むと「光が当たって美しく輝くこと/周囲のものとの映り具合がよく引き立つこと/立派に見えること」の意味となります。
このように映えるは「ばえる」「はえる」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
映えるを用いた例文としては、「映(ば)える写真を投稿する」や、
「その服にはこのネクタイの方が映(は)える」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「(主にSNSなどで)写真や映像などが、ひときわ引き立って良く見えること」の意味で、後者の例文は「周囲のものとの映り具合がよく引き立つこと」の意味で使用しています。
以上が「映えるの読み方と意味、”ばえる”と”はえる”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど