さて日常的に使われるもので「南京」という言葉があります。
この南京に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
南京がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは南京の読み方と意味、「なんきょう」と「なんきん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.南京の正しい読み方は「なんきょう」「なんきん」?
では南京の正しい読み方は、「なんきょう」「なんきん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、南京の正しい読み方は「なんきょう」「なんきん」の両方になります。
南京の”南”は「みなみ」「なん」、”京”は「きょう」「けい」「きん」と読むことができます。
一般的には南京は「なんきん」と読むことがほとんどです。
ただ南京は「なんきょう」「なんきん」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また南京(なんきょう)のように「京(きょう)」が用いられている言葉には、
「京染(きょうぞめ)・京劇(きょうげき)・京間(きょうま)・上京(じょうきょう)」などがあります。
南京(なんきん)のように「京(きん)」が用いられている言葉には、
「京族(きんぞく)・南京錠(なんきんじょう)・南京玉(なんきんだま)・南京鉋(なんきんかんな)」などがあります。
次の章で南京の意味と類義語について解説していきます。
2.南京の意味と類義語について
では南京の意味と類義語について見ていきましょう。
まず南京(なんきょう)は「平城京のこと」の意味として用いられています。
南京を「なんきょう」と読むと上記のような意味になりますが、「なんきん」と読むと「中国、江蘇省の省都/中国方面から渡来したものの意/珍奇なもの、小さくて愛らしいものの意/カボチャの異称(主に関西地方)」の意味となります。
このように南京を「なんきょう」「なんきん」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
南京を用いた例文としては、「南京(なんきん)と言う中国の都市」や、「関西地方では南京(なんきん)と呼ばれている」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「中国、江蘇省の省都」の意味で、後者の例文は「カボチャの異称」の意味で使用しています。
また南京の類義語としては、「上海(シャンハイ)・北京(ペキン)・河北省(かほくしょう)・澳門(マカオ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても南京と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「南京の読み方と意味、”なんきょう”と”なんきん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 南京の正しい読み方は「なんきょう」「なんきん」の両方。
- 南京(なんきょう)は「平城京のこと」の意味。
- 南京(なんきん)は「中国、江蘇省の省都のこと/中国方面から渡来したものの意/珍奇なもの、小さくて愛らしいものの意/カボチャの異称(主に関西地方)のこと」の意味。
- 南京の類義語には、「上海・北京・河北省・澳門」などがある。