このページでは北方の読み方と意味、「ほっぽう」と「ほくほう」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.北方の正しい読み方は「ほっぽう」「ほくほう」?

 

結論から言ってしまうと、北方の正しい読み方は「ほっぽう」になります

 

北方の”北”は「きた」「ほく」、”方”は「かた」「ほう」と読むことができますが、北方は「ほっぽう」と読むのが正しく、「ほくほう」と読むのは間違いです。

 

 

 

また北方を「ほっぽう」と読むのは、日本語の”促音化(そくおんか)+半濁音化(はんだくおんか)”によるものです。

 

 

北方の”北”の読み方は「ほく」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「ほっ」という読み方をすることはできません。

 

北方のように「ほくぽう」ではなく、「ほっぽう」と変化して読むのは、日本語の「促音化(そくおんか)」と呼ばれているものです

 

(”方”を「ぽう」と読むのは半濁音化によるもので、少し後に解説しています)

 

 

促音化とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語(カ行・サ行・タ行・パ行)の前に付いた音が「っ」(これを促音という)に変化する現象のこと”を言います。

 

北方であれば、北(ほく)+方(ぽう)なので、方(後ろの語)の前に付いた音である”く”が促音の”っ”に変化します。

 

 

 

そして北方の”方”の読み方は「ほう」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「ぽう」という読み方をすることはできません。

 

北方のように「ほっほう」ではなく、「ほっぽう」と変化して読むのは、日本語の「半濁音化(はんだくおんか)」と呼ばれているものです

 

 

半濁音化とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭(ハ行音)がパ行音に変化する現象のこと”を言います。

 

このパ行音(パ・ピ・プ・ペ・ポ)のことを”半濁音(はんだくおん)”と呼びます。

 

北方であれば、北(ほっ)+方(ほう)なので、方(後ろの語)の語頭である”ほ”が半濁音の”ぽ”に変化します。

 

 

このように日本語の”促音化+半濁音化”によって北方を「ほっぽう」と読んでいます。

 

次の章で北方の意味について解説していきます。

 

2.北方の意味について

 

北方は「北の方角・方面のこと」の意味として用いられています。

 

 

北方を用いた例文としては、「北方領土の問題」や、
「北方へ向かう」のような使い方で用いられています。

 

 

以上が「北方の読み方と意味、”ほっぽう”と”ほくほう”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 北方の正しい読み方は「ほっぽう」で、「ほくほう」は間違い。
  • 北方は「北の方角・方面のこと」の意味。

 

 

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