無下は「間違いなくそれであること/程度のひどいこと。どうしようもないこと/極めて卑(いや)しいこと」の意味として用いられています。
無下は一般的には”無下に”や”無下にする”のような形で使われることがほとんどで、それぞれ意味が異なり、下記のような意味になります。
”無下に”は「冷淡なさま。そっけなく/まったく。すっかり/(多くは打消しの語を伴って)一概に。ひとくちに」の意味で、”無下にする”は「物事を台無しにすること。無駄にすること」の意味となります。
このように”無下・無下に・無下にする”のどれを用いるかによって意味が異なるので覚えておきましょう。
無下を用いた例文としては、「無下に断るわけにはいかない」や、
「彼の厚意を無下にする」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「(多くは打消しの語を伴って)一概に。ひとくちに」の意味で、
後者の例文は「物事を台無しにすること。無駄にすること」の意味で使用しています。
以上が「無下の読み方と意味、”むげ”と”むか”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>