結論から言ってしまうと、無下の正しい読み方は「むげ」になります。
無下の”下”は「した」「か」「げ」と読むことができますが、
無下は「むげ」と読むのが正しく、「むか」と読むのは間違いです。
次の章で無下の意味について解説していきます。
無下は「間違いなくそれであること/程度のひどいこと。どうしようもないこと/極めて卑(いや)しいこと」の意味として用いられています。
無下は一般的には”無下に”や”無下にする”のような形で使われることがほとんどで、それぞれ意味が異なり、下記のような意味になります。
”無下に”は「冷淡なさま。そっけなく/まったく。すっかり/(多くは打消しの語を伴って)一概に。ひとくちに」の意味で、”無下にする”は「物事を台無しにすること。無駄にすること」の意味となります。
このように”無下・無下に・無下にする”のどれを用いるかによって意味が異なるので覚えておきましょう。
無下を用いた例文としては、「無下に断るわけにはいかない」や、
「彼の厚意を無下にする」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「(多くは打消しの語を伴って)一概に。ひとくちに」の意味で、
後者の例文は「物事を台無しにすること。無駄にすること」の意味で使用しています。
以上が「無下の読み方と意味、”むげ”と”むか”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど