このページでは杜氏の読み方と意味、「とうじ」と「しゃじ」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

 

結論から言ってしまうと、杜氏の正しい読み方は「とうじ」「とじ」になります。

 

杜氏の”杜”は「もり」「と」、”氏”は「し」「うじ」と読むことはできますが、”杜”は「しゃ」と読むことはできないので、杜氏を「しゃじ」と読むのは間違いです。

 

 

ただ一般的には杜氏は「とうじ」と読むことが多いです。

 

 

 

また”氏”の読み方は「し」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「じ」という読み方をすることはできません。

 

杜氏のように「とし」ではなく、「とじ」と濁って読むのは、日本語の「連濁（れんだく）」と呼ばれているものです。

 

 

連濁とは、”２つの語が結びついて１つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。

 

杜氏であれば、杜（と）＋氏（し）なので、氏（後ろの語）の語頭である清音の”し”が濁音の”じ”に変化します。

 

 

 

例えば「手紙（てがみ）」や「綿毛（わたげ）」は連濁なしで読むと、
「てかみ」や「わたけ」と読むのが普通です。

 

もともと”紙”には「がみ」という読み方はないですし、”毛”にも「げ」という読み方は存在しません。

 

 

ですが日本語では連濁によって後ろの語頭が清音から濁音に変わるため、
「手紙（てがみ）」「綿毛（わたげ）」と濁らせて読んでいるのです。

 

ただすべての言葉が連濁によって濁音に変化するわけではないので、注意してください。

 

次の章で杜氏の意味について解説していきます。

 

 

杜氏は「酒を醸造する職人の長。また、酒を造る職人のこと」の意味として用いられています。

 

 

杜氏を用いた例文としては、「彼は杜氏です」や、
「ここには女性の杜氏がいる」のような使い方で用いられています。

 

 

以上が「杜氏の読み方と意味、”とうじ”と”しゃじ”正しいのは？」でした。

 

 

これまで説明したことをまとめますと、

 

 

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